2014年10月30日木曜日

料理人の新しい働き方として。料理の仕事に携わる中で、それに加えてマイシェフに登録・出張シェフを行う理由 ②【MyChef登録シェフの声】

マイシェフのシェフは、みな料理に関する本業(レストラン勤務や料理教室など)を持つ中、マイシェフにも登録し、出張シェフを行っています。

本業だけでも忙しいのに、お休みの日や仕事の空きで、マイシェフを行う理由はどういうものでしょうか?
とあるシェフに聞きました。


【質問】最初に、現在の本業について教えてください。

【シェフ】 知人がオーナーのオーガニック系のレストランで料理を作っています。
学校を出てから、ずっと料理の仕事をしてきました。本格的な洋食レストランから和食チェーン店、中華料理屋で働いたこともありましたね。


【質問】どういうきっかけでマイシェフに登録したのですか?

【シェフ】知人から、面白いサービスがあるよと教えてもらい、興味を持ちました。
自分の空いた時間を活用して、自分の考えたメニューを提供できそうだ、かつリスクはなさそうだぞ、と思ったのが一番最初です。


【質問】 リスクがないとは?

【シェフ】私も料理人として、自分のお店を持ちたい時期があったんですね。実際にお店を作ろうと検討したころもありましたし。ただ、考えれば考えるほど、リスクが先に見えちゃうんです。
お店を始めるのに数千万、きっと今のような家庭生活を維持することは難しく、きっと夫婦揃って四六時中お店につきっきりになるでしょう、そしてそれだけやっても成功する保証がない、苦笑。

マイシェフは、自分が考えたレシピ・メニューを提供して、お客様が食べている様子も見れますし、お客様とも話しもできます。そして、先に何か固定費の支払いが必要ということがない、笑。
また、先々何か別のことをやりたいと思ったときに、出張シェフの時間を減らして、そのやりたいことに時間を使うこともできますよね。お店を持つと、その自由がなくなっちゃう気はしました。


□マイシェフの シェフ募集要項


【質問】実際に、出張シェフをやってみてどうですか?

【シェフ】自分でよかれと思うメニューが提供できるのはいいですね。
レストランだと、どうしても誰がか考えたメニューで、またお料理のストーリーもバラバラになります。
一方マイシェフだと、お客様のことをヒアリングし、それを踏まえて自分のメニューをご提供できます。これは料理人としてとても気分が良いと言うか、レストランだと感じづらい喜びです。


【質問】他にマイシェフで良いと感じることありますか?

【シェフ】お客様が味しく食べていただけている様子を見れるのは嬉しいですね。
レストランだと、どういう方がどういうシチュエーションで楽しまれているか、お料理をどう感じていそうか、といったことがわかりません。

料理の世界では、おいしい料理を提供してお客様に喜んでいただきたい、と思う人は多いのですが、おかしな話しで、それを実現できる人ってすごく少ないんです。
マイシェフは、おいしい料理を提供して、お客様が食べている・喜んでいる様子を見られる、という料理人としてごくごく当たり前の喜びを感じやすいのがいいですね。


【質問】逆に大変なことはありますか?

【シェフ】移動するのはちょっと大変な時もありますね。出張シェフだから、そりゃ移動するのですけれども。 


マイシェフでは、料理の仕事経験のある方を募集しております。
出張シェフ、マイシェフ登録に興味を感じる方は、まずは募集要項を確認いただき、ぜひご応募ください!

□シェフ募集要項


まずは話しを聞いてみたい、という方向けの説明会もありますので、お気軽にご連絡ください。

□シェフ希望者向け説明会
https://coubic.com/mychef




MyChef(マイシェフ)は、女性向けの出張シェフサービスです。
 ■MyChefホームページ:http://mychef.jp/

シェフがお客様にかわって食材を購入し、お客様のご自宅や訪問場所で調理/ご提供し、食事の後片付けを行います。手間のかかる食事の準備/後片付けはシェフにお任せください。

マイシェフのシェフは、ヨーロッパで料理修行の経験のある料理人、料理教室の先生、現役のコック、料理研究家など、料理の腕は確かです。
1人分は3000円〜(食材費や出張費など込み)とリーズナブル。

自宅ママ会、仲のよいご家族でのご飯会、ご両親含めた食事会、自宅のお披露目などのときに、MyChefを是非一度試してみてくださいね。

MyChef(マイシェフ)ホームページhttp://mychef.jp/

★マイシェフの注文〜当日の様子・お料理がわかる動画です!★


MyChef(マイシェフ)ホームページはこちらをご覧ください。


 ■MyChefホームページ:http://mychef.jp/

2014年10月19日日曜日

スマート・クリエイティブを育み、発揮したい方、必見 & 求む!

『スマート・クリエイティブ』

スマート・クリエイティブを、書籍で "学びたい方" ではなく、実際に "育みたい方"、"発揮したい方" は、当内容をぜひご覧ください。

「How Google Works ―私たちの働き方とマネジメント」にて最重要と説明される、スマート・クリエイティブ な人材。
本書では次のように紹介されています。

・「スマート・クリエイティブ」と呼ぶ優秀で独創的な人材を中心に、チームや企業、企業文化を築く。
・スマート・クリエイティブはせっかちで、遠慮なくものを言い、リスクをいとわない。
・多彩な知識の持ち主で、「技術的な専門性と、ビジネスの機転と、クリエイティブな才能が結びついて」いる。
・「すべての主要な企業は、ソフトウェア戦略とデータ戦略が必要だ。それがなければ、本当の意味の戦略ではない」
・「分析的に考えること」、分析的な思考回路を受け入れることが大切。
・主体性に基づいて行動する。彼らは自発的。指示を与えられるのを松のではなく、自らの主体性に基づいて行動するタイプ。さらには、あらゆる可能性に対してオープン。
・テクノロジーのもたらすツールを使って価値あることをしたいという、意欲と能力のある、あらゆる世代の志の高い人たちだ。

クリエイティブ・コンフィデンスを育み、発揮したい方求む!

このような人、もしくはこのような人を中心に据えた環境や企業は、確かに次々と新しいイノベーションを生みそうです。
ただ、そういった企業はそうそうあるものでもありません。


スマート・クリエイティブからはちょっとズレるかもしれませんが、
私自身、20代の頃から "クリエイティブ"、"イノベーション" といったことは関心があり、この辺りはいくらか気にしています。新しいものを生み出そうよと。

スマート・クリエイティブさは、書籍で身に付くものではなく、
そのような素養がある方や発揮したいと願う方が、それに合った場に身を置くことで身に付くのではないかと思います。

創造性は"実践" でアイデア出して、"実践" で試さないと身に付かないよなあ」

「自分のクリエイティビティに自信を持つには、実践して、結果に対峙して、そこからなんとかしようと試行錯誤して、なんとかする。その結果としての自信じゃないかな」

アイデアを出すしかない場に身を置けば、なんとか半ば無理やり頭ひねるのに

会社の中で、誰かに役割を与えられ、誰かに評価される中じゃ、クリエイティブだ!といっても大変。異端・変態と言われるほど頭のネジが飛んでないと、役割や評価の枠組みから外れられないよなあ」

クリエイティブ・コンフィデンス


私たちは、出張シェフサービスのMyChef(マイシェフ)を行うスタートアップです。
 ■MyChef(マイシェフ)ホームページ:http://mychef.jp/
 ■NHK「あさイチ」に特集された際の内容:mychefjp.blogspot.jp/nhk

今まで富裕層が利用していた "出張シェフ" を、その価格を圧倒的に下げて、一般の方、特に育児ママなど外出が難しい方に、ご利用いただけるようにしたサービスです。
実際に、お客様の7割くらいが育児ママ・ワーキングマザーです。

まだとてもちっちゃいですが、Googleや外資コンサルファーム、国内メーカー企画職から育児ママまで、ちょっとずつ仲間が増えてきました。

ただ、みな会社を辞めてマイシェフに転職したわけじゃないんです。


今の本業は本業として続けつつ、まさに自身のクリエイティブさを育み、発揮する環境として、週末や夜にマイシェフにジョインしてもらっています。

個々人が培った経験や専門性は活かすも、過去の延長線上ではない、新しいことに、アイデアを出して、実践する。

座学や理論ではなく、実践。
ケーススタディではなく、実ビジネス。
単なる想像ではなく、実際に社会に影響を与える。反応をダイレクトに感じる。
いい案だねという友人の感想ではなく、ありがとうというお客様からの反応。
うまくいくかどうかじゃなくて、うまくいくようにやり、うまくいくまでやる。
上司と部下、評価者と被評価者ではなく、アイデアを実践する仲間として。

うまくいけば嬉しいし自信になるし、うまくいかなければ、うまくいくまでやりきる粘りが、いつか自信になる。

クリエイティブさをを育むことが目的ではありませんが、
結果として、クリエイティブさを発揮できる環境にあるようです。


私としても、クリエイティブな人、それを指向する人たちと一緒に活動するのは楽しいですし、スマート・クリエイティブが大事だよと思う方、自身の内なるクリエイティブさを発揮したい方、自身のクリエイティブさを信じる方、ぜひお気軽にマイシェフにご連絡ください!

■連絡フォーム ⇒ http://mychef.wufoo.com/forms/inquiry/

※MyChef良いサービスじゃないか!と思う方、なお嬉しいです (^ ^)


例えば、宣伝・PR的なことを考えるとき、基本的に広告は使いません。
だって、既にフォーマット化されて価格がついていて、お金があれば知恵がなくとも買えるのですから、クリエイティブじゃないですよね。
まだ広告としてまとまっていない何か、誰も気づいてない/利用してないけど、掴んだらそこにある何か。

自身の内なるクリエイティブさを発揮したい方、自身のクリエイティブさを信じる方、連絡フォームから連絡お待ちしてます。

■連絡フォーム ⇒ http://mychef.wufoo.com/forms/inquiry/


ちなみにジョインしてくれている人を、どう呼べばいいかわからない(副業でもないし、バイトでもないし)ので、以前こう呼んでみました。
http://mychefjp.blogspot.jp/2013/01/blog-post.html

これなら大企業の副業規定とも関係ありませんよね。




Instagram 【MyChefについて】

MyChef(マイシェフ)は、リーズナブルな出張シェフサービスです。
 ■MyChefホームページ:http://mychef.jp/

シェフがお客様にかわって食材を購入し、お客様のご自宅や訪問場所で調理/ご提供し、食事の後片付けを行います。手間のかかる食事の準備/後片付けはシェフにお任せください。

マイシェフのシェフは、ヨーロッパで料理修行の経験のある料理人、料理教室の先生、現役のコック、料理研究家など、料理の腕は確かです。
1人分は3000円〜(食材費や出張費など込み)とリーズナブル。

お食い初め祝いのお食事会はもちろんのこと、自宅ママ会や仲のよいご家族でのご飯会、ご両親含めた食事会、自宅のお披露目などのときに、MyChefを是非一度試してみてくださいね。

MyChef(マイシェフ)ホームページhttp://mychef.jp/

★マイシェフの注文〜当日の様子・お料理がわかる動画です!★


MyChef(マイシェフ)ホームページはこちらをご覧ください。


 ■MyChefホームページ:http://mychef.jp/

スマート・クリエイティブ を発揮したいシェフ・素養のある料理人 にピッタリの場を提供しています 

重要視される人材:スマート・クリエイティブ


「How Google Works ―私たちの働き方とマネジメント」というGoogleの文化や組織などを紹介する書籍が注目されています。

その中で特に重要視されるのが「スマート・クリエイティブ」と呼ばれる人材。詳しくは書籍に譲りますが、スマート・クリエイティブには次のような特徴があるようです。

  • 自分の"商売道具"を使いこなすための高度な専門知識を持っており、経験値も高い。
  • 自発的であり、主体性に基づいて行動する。
  • テクノロジーのもたらすツールを使って価値あることをしたいという、意欲と能力のある、あらゆる世代の志の高い人たち。
  • 実行力に優れ、単にコンセプトを考えるだけではなく、プロトタイプをつくる人間。

IT業界以外では、シェフも スマート・クリエイティブになれる可能性があると書かれています。

※料理人以外の方は、こちらをご覧ください。
http://mychefinfo.blogspot.jp/2014/10/blog-post_59.html

料理業界のスマート・クリエイティブ


すぐに思い出すのが、スペインの "エル・ブジ" であり、料理長フェラン・アドリアでしょう。(雑誌『レストラン』にて5度の世界一のレストランに選ばれ、世界一予約できないレストランと言われる。レストランとしては2011年に閉店)

http://wired.jp/2013/03/20/ferran-adria-vol7/
出典:WIRED

分子ガストロノミーと呼ばれる、料理の科学的見地からの解析、分析を実験を通じて行い、新しいメニュー開発と実験のために半年間を費やし(1年のうち半年はレストランを閉店)、エスプーマやアルギン酸カプセルを用いた料理を生み出した、また料理界のスマート・クリエイティブ。

自身のクリエイティブさを発揮したいシェフ・料理人へ


"実行力に優れ、単にコンセプトを考えるだけではなく、プロトタイプをつくる人間" とい点において、全てのシェフ・料理人は、その予備軍だと思います。

料理の道を志した頃、調理専門学校に通う頃、「自分で考えた料理を提供して、美味しいと喜んでもらいたい」と感じたことでしょう。料理人としての喜びの根本ですよね。

ただ、料理が仕事となった瞬間に、この喜びを感じづらくなってしまうという矛盾があります。

・誰かが作ったレシピで、その通り調理して提供せねばならない。
・自分が作った料理を、誰が食べて、どんな様子か、知ることができない。
・自分の担当があり、ストーリーとしてのお料理を提供できない。

独立して出店すれば、自分の好きなようにできるじゃないか!と思うと思います。確かに、自分の好きなようにできる一方で、料理以外のことが一気に増えます。

・資金繰り大丈夫かな。
・最近お客さんの入りが減ってきた、どうしよう。
・スタッフが辞めてしまう、ちゃんと補充できるかな。

自身の休み・空き時間を使った、ノーリスクで行える出張シェフサービス


「自分で考えた料理を提供して、美味しいと喜んでもらいたい」、「自発的であり、主体性に基づいて行動したい」と考えるシェフ・料理人にピッタリの場が、マイシェフでの出張シェフです。

MyChef(マイシェフ)は、リーズナブルな出張シェフサービスです。
 ■MyChefホームページ:http://mychef.jp/

シェフがお客様にかわって食材を購入し、お客様のご自宅や訪問場所で調理/ご提供し、食事の後片付けを行います。
マイシェフの登録シェフは、現役のレストランシェフや料理教室の先生、料理研究家など。料理関係の本業を持ちつつ、休みの日や空きの日を利用して、マイシェフに登録・お客様宅に出張シェフを行っています。

★マイシェフの注文〜当日の様子・お料理がわかる動画です!★


2014年10月14日火曜日

琉球新報、京都新聞、埼玉新聞、東奥日報にマイシェフ取り上げていただきました。

琉球新報、京都新聞、埼玉新聞、東奥日報にマイシェフ取り上げていただきました。

■琉球新報


■京都新聞


■埼玉新聞


■青森の東奥日報



MyChef(マイシェフ)は、女性向けの出張シェフサービス
です。
 ■MyChefホームページ:http://mychef.jp/

シェフがお客様にかわって食材を購入し、お客様のご自宅や訪問場所で調理/ご提供し、食事の後片付けを行います。手間のかかる食事の準備/後片付けはシェフにお任せください。

マイシェフのシェフは、ヨーロッパで料理修行の経験のある料理人、料理教室の先生、現役のコック、料理研究家など、料理の腕は確かです。
1人分は3000円〜(食材費や出張費など込み)とリーズナブル。

自宅ママ会、仲のよいご家族でのご飯会、ご両親含めた食事会、自宅のお披露目などのときに、MyChefを是非一度試してみてくださいね。

MyChef(マイシェフ)ホームページhttp://mychef.jp/

★マイシェフの注文〜当日の様子・お料理がわかる動画です!★


MyChef(マイシェフ)ホームページはこちらをご覧ください。


 ■MyChefホームページ:http://mychef.jp/


2014年10月2日木曜日

【必読】起業家・起業志望者が読むべき YCombinatorのスタートアップクラス@スタンフォード の内容サマリー

Yコンビネーターのスタートアップクラス・スタートアップスクール@スタンフォード の内容まとめ。大事と思ったこと、備忘録。

http://startupclass.samaltman.com/

【カリキュラム】
■1回目:Welcome, and Ideas, Products, Teams and Execution Part I
    Why to Start a Startup
■2回目:Ideas, Products, Teams and Execution Part II
■3回目:Counterintuitive Parts of Startups, and How to Have Ideas
■4回目:Building Product, Talking to Users, and Growing
■5回目:Business Strategy and Monopoly Theory
■6回目:Growth
■7回目:How to Build Products Users Love, Part I
■8回目:Doing Things That Don't Scale、PR、How to Get Started
■9回目:How to Raise Money
■10回目:Company Culture and Building a Team, Part I
■11回目:Company Culture and Building a Team, Part II
■12回目:Sales and Marketing
■13回目:
■14回目:How to Operate
■15回目:How to Manage
■16回目:
■17回目:How to Build Products Users Love, Part II
■18回目:Mechanics--Legal, Finance, HR, etc.
■19回目:
■20回目:Closing Thoughts and Later-Stage Advice


■1回目:Welcome, and Ideas, Products, Teams and Execution Part I  
    Why to Start a Startup
スピーカー:Sam Altman、Dustin Moskovitz
動画・書き下ろし:http://startupclass.samaltman.com/courses/lec01/
スライド:Sam:https://www.dropbox.com/s/hb854k832ox4p3v/

・4つのポイント。1.Idea、2.Product、3.Team、4.Execution(あと、運)
・「自分しか目の前にある問題を解決する能力のある人がいないから」かつ「スタートアップを始めるのがその問題を解決するひとつだけの方法であるから」そういった特別な情熱を持つのが最初で、スタートアップという手段をとるのは二の次。

【1.Idea】

■アイデアと実行 ・すぐにアイデアを実行に移すべき。優れた実行能力を発揮することは、優れたアイデアを生むより10倍重要で、100倍難しい。
・ただ、イケてないアイデアはどこまでいってもイケてない。ほぼ全ての優れた企業はピボットではなく優れたアイデアをもって生まれている。
・アイデアは広がっていくもので、またそれに向かうほど壮大になっていくもの。ただ、スタートアップを始める核心になる何か、すごく面白い方法でそれを推し進めていくことができる原動力を見つけておくべき。
・アイデアが一番にあるべき。打って出るべきアイデアで、かつ自分が優れていると感じるアイデアを思いつくまでスタートアップを始めるのは待つべき。

■重要な使命
・優れた企業は、全てなんらかの使命に基づいている。重要な使命を持っていなければ、優れたアイデアとは言えないことが多い。
・重要な使命を持つことの一番のポイントは、自分自身をスタートアップに献身させられること。
・重要な使命を果たすという気概がないなら、スタートアップで経験する辛さに耐えることはできないでしょう。
・ありふれたアイデアの簡単なスタートアップを始めるより、重要な使命を持った一見難しいスタートアップを始めることの方が簡単になる。

■取り組むべきアイデア
・優れたアイデアを生み出す過程の中で一番難しいのは、一見くだらないと思えるアイデアが本当は優れたアイデアだと見抜くこと。
・みんな市場を独占できるアイデアを求めるが、大きな市場を一気に制覇するのは困難。まず取りかかるべきは、小さく、急激に成長するマーケットを見つけること。
・アイデアを練る中で重要なのは、自分のアイデアに確信を持ち、他人の否定を無視すること。この線引きはとても難しい。
・優れたアイデアに共通するのは、人々はなかなか賛同してくれないこと。むしろ賛同されないことを誇りに思うべき。
・目指すべきなのは「ひどく聞こえるけど本当は優れている理由があるアイデア」、または「狂っているように思われる反面、実は間違っていないアイデア」。最初は小さなマーケットでもいいからほかの人が取り組んでいないアイデアを試すべき。

■市場成長率の重要さ
・アイデアを練るときは、その市場がどの程度成長するかという要素に時間をかけておくべき。10年以内に巨大になり得る市場を押さえておく必要がある。
・投資の際に注目するのはスタートアップが挑戦する市場の成長率。今の大きさは重要ではない。またその市場にピークが訪れる契機に関しても注目している。
・成長率が期待できる小さな市場では、顧客が日常的に問題に対する解決策を模索しており、こういった状況では解決策になるプロダクトはすぐに受け入れられ急激な成長を遂げる。
・スタートアップを立ち上げるときは伸びていく市場についていくべき。

■その他の重要なこと
・「なぜ今始めなければならないのか?」という問いについても、深く考えるべき。
・優れたスタートアップは説明不要。最小限の言葉でビジョンを共有できるアイデアを練るべき。
・市場と顧客を第一に考えるべき。やりたいことをやるのではない。観客の渇いた欲求に注目するべき。観客を覆い尽くす流れを作るべき。

【2.Product】

■最初は優れたプロダクトが全て
・成功したスタートアップの起業家が駆け出しの頃したたのは、PCの前でプロダクトの改善に努めているか、顧客と話し合っているかのどちらかと決まっている。
・優れたプロダクトがあれば、資金調達、PR、採用、営業活動などはついてくる。
・Ycombinatorで起業家達に繰り返しているのは5つだけです。優れたプロダクトを作ること、ユーザーと対話すること、適度な運動、食事、睡眠。
・創業者の仕事はユーザーが愛するプロダクトをつくること。これをせず成功したスタートアップはすごく少ない。聞こえがいいだけのスタートアップが失敗するのは、ユーザーが好きなものを作ることができないから。
・ターゲットを絞らずなんとなく需要があるものをなんとなく作るだけのスタートアップは間違いなく失敗する。

■少数のユーザーに圧倒的に支持されるプロダクトたれ
・まず少数でいいからユーザーが愛するものをつくるべきでそこから大多数のユーザーへとアプローチしていくべき。
・作るべきプロダクトは、少数の人々が愛してやまないものにするべき。
・少数ユーザーに圧倒的に支持されるプロダクトのほうが、大多数のユーザーから少しずつ関心を得るプロダクトより成長しやすい。一度ある一定の人々の心を掴んだら、そこからは共感してくれる人々の数を増やしていくだけでいい。

■優れたプロダクトを判断する術
・自分のスタートアップがイケてるかどうか見分ける方法。周りで自分のプロダクトが話されているかどうか聞き耳をたてること。本当に優れたプロダクトは口コミで自然に広まっていく。
・逆に、プロダクトが成長していないことを正当化していたり、大企業との提携でゆくゆくは成長できると周りに話していたりするなら、危機感を持つべき。
・営業やマーケティングは大事だが、それらは二の次の話。最初の段階で自然に市場に受け入れられないようなら、プロダクトにまだ改善の余地がある。
・優れたプロダクトがあって初めてグロースハックの話をするべき。優れたプロダクトを完成させることよりも優先すべきことはない。
・急成長する企業のほとんどはプロダクトの素晴らしさが口コミで広まっていくのが常。

■最初は競争なんて気にするな。プロダクトにフォーカスせよ
・競争の中で失敗していくスタートアップはあまり例がない。スタートアップが失敗する理由は実は一つだけで、それは結局ユーザーが愛するプロダクトを作り上げることができないせい。
・ほとんどが、プロダクト以外に時間をかけるために失敗していく。プロダクトのことにだけ集中して、他のことは気にしないでおくべき。

■シンプルで、スケールしないことをやれ
・ユーザーが愛するプロダクトをつくるためのアドバイスは、シンプルなものから始めること。最初に用意するのは、考えられるなかで一番重要な要素だけを持つ小さなプロダクトでいい。
・成功企業の創業者達が自分のプロダクトについて語るとき、よく聞かれのは「狂ってる」という言葉。プロダクトのとても小さなディテールや、カスタマーサポートに狂ってると思われるほどにこだわることで、アイデアを形にすることができる。
・MUST READ:Do things that do not scale

■顧客とともにフィードバックループをまわせ
・フィードバックを定期的に受け取るためにもユーザーの助けを借りる必要がある。
・まずは、なにより特定の少数の人々を捕まえて、ユーザーに自分のプロダクトを好きになってもらうことに集中する。
・プロダクトを好きになれば、彼らは自然と口コミの中心になってくれるはず。
・プロダクトを改善したらまたユーザーの前に見せ、フィードバックをもらう作業を繰り返していくべき。
・このフィードバックと改善の繰り返しは可能な限り続けていくべきです。もし週に10%だけでも改善できたなら、瞬く間に大きな実績に変わる。
・ここには特別な魔法はなく、全て可能なこと。必要とされているのは努力だけ。
・優れた起業家は、スタートアップの駆け出しの頃はユーザーと直接対話する。営業活動やカスタマーサポートなどの業務を自ら行うことで、フィードバックからプロダクトの改善まで徹底するという企業文化を作っていくことができるから。

■KPIは成長率が全て
・改善までの速度にはKPIを設定した、どれだけ時間がかかっているか向き合い続けるべき。企業の成長の度合いはCEOの決めた指標が基になる。
・他のことを話す必要なんてない。社内の誰にも他のことを話させる必要はない。重要なのは、アクティブユーザーの成長率、アクティビティレベル、定着率、利益率。これら本当にスタートアップにとって問題になることだけ話し合えばいい。
・スタートアップの命とは成長率であり、成長率は優れたプロダクトかどうかを確かめるの一番の指標。

書き下ろしの全日本語訳:http://ycschool.jp/yc1/


Why to start a startup
スライド:Dustin:https://www.dropbox.com/s/j2w5wbi4m15wgc3/

・CEOの最も大事な役割は自分自身の精神状態を管理することである。
・最も一般的で、私が一番時間をとられたCEOの問題は、他の人が私の元に持ってきたものだった。他人が築いた優先順位でもめごとになる。
・もし起業家になるならあなたは実際に柔軟に時間を使うことができます。あなたは1日に24時間働くことができるようになるのです!

・起業のベストな理由は、どうしてもやりたい、ということ。
・アイディアに対する情熱が強く、そのアイディアに自身が適していて、それを実現せずにはいられない状態。
・情熱が強くて強くて仕方がない。これはとても重要である。情熱なしには、苦難や起業家の大変な部分を乗り越えることができない。
・また情熱は採用に大いに影響する。候補者はあなたの情熱を見分けることができる。
・世界がそれを必要としているというのもある。そのアイディアで世界が良くなるのか、世界がそれを必要としているのか。

書き下ろしの全日本語訳:http://ycschool.jp/yc2/


■2回目:Ideas, Products, Teams and Execution Part II
スピーカー:Sam Altman
動画・書き下ろし:http://startupclass.samaltman.com/courses/lec02/
スライド:https://www.dropbox.com/s/f1xgbo6c976di06/Lecture2.pdf?dl=0

【3.Team】

■共同創業者について
・共同創業者同士の関係は最重要。共同創業者との間に流れる空気がいつもと違ったり、違和感があるとすればすぐに解決しておくべき。
・共同創業者として大事なのは、徹底して容赦なく(relentlessly)、機転が利くこと(resourceful)。
・理想は、とても冷静で、タフで、臨機応変に対応でき、余裕があり、、決断力があり、行動力があり、独創的で、なんでも挑戦できる物腰の柔らかな人。
・共同創業者との間柄は、できれば数年の親交があり、お互いをよく知る人が良い。

■共同創業者と株式
・創業者が経験するたくさんの失敗の中でも、割と深刻なのが共同創業者と株。
.起業したらすぐ、創業者間で誰かが会社を抜ける際に執行する、取得価格での株の買い戻し権についての取り決めをすべき。
・シリコンバレーで一般的なルールは、分割された株式を自分のものにするためには会社で4年働き続けるというもの。
・1年以内に去る場合は株を全て手放す。1年後には25%、2年後には50%といった具合。
・ベスティングの取り決めをしていないと、その後の資本政策が滅茶苦茶になる。
・起業して第一にすべきは、この買戻権についての取り決め。YCでは、共同創業者同士でこの取り決めをしていない企業には投資をしない。
・共同創業者との間で何しらトラブルが発生するのはどのスタートアップでも起きうることなので、話し合いは先延ばしにせず、早い段階で済ませておくべき。

■採用について
・採用で重要なのは、採用しようと必死にならないこと。
・少ない人数で事業を回せているならそれに越したことはない。創業期は、本当に必要でない限りは社員を雇うべきでない。
・創業期での採用のミスは致命的で、そのコストを取り返すことは不可能。創業期に3人ほど社員の採用活動でミスすると企業は存続の危機に立たされる。
・会社を早くスケールすべき時には採用活動について学ぶべきだが、創業期は採用という手段は最後までとっておくべき。

・例えばAirbnbの場合、CEOのブライアン・チェスキーは、最初の社員を雇うために5ヶ月を費やした。最初の1年で雇ったのは2人だけ
・Airbnbの社員が共有すべき企業理念を書き出してリストを作り、Airbnbのために血を流すことができる人でないと雇わないという姿勢を貫いた。
・優れたチームをつくることに成功したAirbnbでは、最初の40人ほどはみな自分が会社の創業者のつもりで携わったという認識でいるという。

・誰を採用するか=どんな会社にするか。
・優れたチームを作るには、創業者と同じくらい企業に入れ込める社員だけを雇うこと。企業が危機に陥ったときでも、一緒に心中するほどの気概を持つ人。
・採用の基準を極限まで高くすべし。
・採用はできるだけゆっくりと時間をかけてすすめるべし。採用で焦るな。
採用活動で妥協し、そこそこの人を雇うと、その後ずっと後悔することになる。本気でまずいことになるので、絶対そこそこの人を雇うな。1人のそこそこが会社をダメにする。
・初期段階の5人や10人の採用活動を妥協すると、そのスタートアップの終わりは近い。

■採用の優先度
・社員を採用する必要性にかられるぎりぎりまで、採用は気にするな。
・ただし、いったん社員を採用してチームを大きくする段階になったら、ベスト中のベストの人材の採用を最優先事項に設定すべき。(優れたプロダクトを作るためには、プロダクトだけに集中すべき。資金調達が問題な時は、資金調達だけを考えるべし)
・採用の時に必要なのは、説得する力。自分のスタートアップの意義は、他の色々なことの比較にならないほど世界にとって重要だと説得する力。
・自分たちは優れたプロダクトを持っていてぐんぐん伸びていくスペースシャトルだとアピールできて初めて、優れた人材を獲得することができる。
採用にかけるべき時間は、0%か25%のどちらか。つまり、全く採用に時間をかけないか、1日の最も大きな部分を採用に充てるかどちらかにすべき。

■候補者の探し方
候補者は、自分または社員の知り合いから探すのがベスト。
・優れた企業のほとんどは、最初の100人くらいは自分たちの知り合いから構成される。
・FacebookやGoogleでは就職すると、最初の数週間は人事とMTGになり、自分が出会った中で優れていると感じる人をみんなリストアップさせられる。優れたチームはこうしてつくられる。
・人づての紹介に頼って採用活動をするのはひとつのコツ。

・候補者の経験の豊富さについて、(役員などは別だが)候補者の経験は大して問題にはならない。問題になるのは個人の才能や、企業理念に理解が有るかどうか。
・いい人を採用できたと感じるときは、決まって経験の有無を採用条件にしなかった時。
・一番いいのは本採用の前に1日か2日一緒に働くこと。これができれば面接の必要もない。
・紹介者や候補者と過去に働いたことがある人に、候補者のことをよく聞くべき。
 「この人は、あなたが働いた人の中で上位5%に入るほど有能な人か?」、
 「この人が取り組んでいたプロジェクトについて教えて欲しい」
 「機会があればこの人を雇いたいか?」
 「今なぜまた雇おうとしないのか?」」

■雇うべき人の気質
・リスクをとることを厭わない人。
・少し狂ったくらい覚悟を持っている人。
・誰も止めることができない人。ひたすらに目の前の仕事を進めていく人。
・多くの時間を過ごそうという気になる、楽しめる、リラックスできる人。

■社員と株式
・創業者は、社員の株式でみんな失敗してしまう。
・目安としては、最初の10人にはおよそ10%ほどの株式を渡しておくのがいい。ベスティングは4年。
・創業者の株に対する態度は決まっていて、投資家に対して株を喜んで手放すのみ、社員に対して決して一つも渡そうとはしない。私の意見は全く反対。
・こういう態度でいるために、株で失敗する創業者が多い。
・社員は長い期間企業の価値を高めてくれるのに対し、投資家は契約書だけです。契約時はいろいろなオファーをくれるが、たいてい何も実現しない。
・つまり投資家とはとことん話し合って少しでも株を持って行かれないようにすべきで、その分社員にあげることには寛容になるのがいいと信じている。

■良い社員に居続けてもらうこと
・創業者の仕事は、社員がみな貢献しているという認識を持ち、それに幸せを感じていられるようにすること。このことは株式付与にとても密接に結びついている。
・スタートアップをはじめたばかりの時は、株式や待遇についてあまり考えたりしないものだが、日が経ち、年月が過ぎるにつれ、自分が不公平に扱われているという認識が強くなり、恨みを持ったり、憤りに変わってきたりするものである。
・どの創業者に共通するが、自分が一番だという全能感があるため、うまくいっていない社員を叱責しがち。少しマネジメントについて学ぶことでチームの崩壊を防止できる。
・創業者のマネジメントとは、チームが達成した成果をすべてチームのおかげだと褒め称え、全ての失敗を自分の責任にすること。
・やる気は、「自立性・熟達・意義」の3つから生まれると言う。社員を信じて仕事を任せ、細かなことにいちいち口を出すな。
・初めてのスタートアップに挑戦する時は、自分のマネジメントスキルのなさを自覚し、注意しながらコミュニケーションをしていくべき。

■解雇
・解雇をする日は会社経営の中でも最悪の日だ。
・イマイチな社員は、いつか生まれ変わると希望を持つが、そうなることはない。
・解雇は早くやってしまうのが一番良い。会社のためにも社員のためにも早い決断を。
・会社内に政治を持ち込む人や、ずっとネガティブな雰囲気を出す人も、解雇すべき。このような人は会社の中で膿のような存在になってしまう。
・ただ、社員をすぐに解雇する姿勢を貫きながら、他の社員を安心させながら働かせるのはすごく難しい課題。解雇するべきは、失敗を何度も繰り返している社員だけにとどめることでいくらか解決する。
・一度や二度の失敗でなく、社員がすることの尻拭いを毎回していると感じた時、1週間や1ヶ月続けて間違いを繰り返すとき、解雇する時である。

【4.Execution】

■実行能力とCEO
・結果を出すために、実行することは、最重要。実行が全て。
・結果を出す会社を経営するには、CEO自身の行動が結果に結びつくようにする意識が必須。
・社員が一生懸命働く企業文化を作りたいなら、自分が態度を示していくべきです。いちいちCOOを雇って、全て人任せにするな。
・黙々と仕事を終わらせるマシーンの様に働き、その背中を社員に見せ続ける必要がある。
・優れたアイデアを持った人はたくさんいるが、それを実行できる人は100分の1しかいない。アイデアだけに価値はなく、アイデアを実行して初めて価値を創造したといえる。
・優れた実行能力とは、継続して努力を重ねること。
・起業時のCEOの仕事は5つ(集中すべき5つ)。1:ビジョンを作る、2:資金調達、3:社員・社員候補・役員・メディア・その他関係プレイヤーに企業の使命を説く(Evengelize)、4:採用と採用者のマネジメント、5:目標を設定し組織全体を実行させて結果を出す。
・会社の目標設定は、創業者の仕事。創業者の関心事、創業者の目標全てが会社全体の目標になる。

■結果を出すために、最も大事な"集中"
・最も重要なのは、集中すること。
・何に集中しているか=時間と資金をどのように使っているか。
・起業すると毎日100個以上のタスクが振ってくるが、優先度を付け、1日で取り組むのはせいぜい2、3個にしろ。その他は、無視するか、そのままか、先延ばしか。
・優れた実行能力と重要に結びつくのは、NO と言い続けること。本来97%以上のことに NO と言うべき。意識的にそうするべき。
・ほとんどのスタートアップは、集中してるは言えない。問題は、やるべきことを理解せずに、突っ込んでしまっていること。間違った方向に努力しても、誰も見向きもしない。
・毎日何に集中し、毎日何か達成できる目標を持って過ごすことが重要になる。
・優れた創業者はみな、社員全員と共有した包括的なゴールを設定している。
・優れた創業者は、目標を何度も何度も社員に一対一で説明し、壁に貼り付け、毎週のミーティングでも繰り返す。こうして初めて会社全体で目標が共有できる。
・優れたチームづくりに円滑なコミュニケーションが重要なのは、情報の共有を円滑に行い、会社全体の目標を早く落とし込むため。会社に4、5人しかいない場合でも小さなコミュニケーションの行き違いにより、お互いが何をしているか把握できなくなり、目標を見失い、会社がめちゃくちゃになってしまう。

■最重要の目標"成長率"
・会社の目標で最も重要なのは、成長率と勢い。スタートアップの命。成長率と勢いを維持し続けるのを一番の目標にすべき。
・指標は常に管理し、毎週ミーティングを開いてレビューをすべき。
・この指標を無視して、言い訳をするようになったら、もう終わり。
・毎日取り組むべき指標を定め、その数値をあげることだけに集中しろ。他のことに一喜一憂するな。ただ指標とだけ会話し続けるべき。

■猛烈に働け
・優れた実行能力に関わるもうひとつの要素は、猛烈さである。本当に猛烈なレベルで動いているスタートアップしか上手くいかない。
・スタートアップの成功の秘訣とは究極まで集中することと、限界まで献身し続けること。スタートアップの他にできることは、せいぜいひとつくらい。彼女や家族との生活を送ることはできるだろうが、そのほかに多くを望むことはできない。
・毎日少しだけ余分に働くことで、最終的に大きな差を生むことができる。
・成功している起業家に話を聞くと、みんな間違いなく競合より少しだけ多く努力すること重要だったという話をする。猛烈に努力している他社より、更にもう少し多く努力。
・猛烈になって働く姿勢を見せられるのは創業者しかない。この風土はCEOにしか作れない。

■スピードを上げろ。とにかく早く
・スタートアップの強みはアイデアを実行する能力の速度。その維持には、創業者が実行のスピードをあげることにしつこくなるしかない。
・スタートアップでは、とにかく早く実行することと、質の向上の2つを同時に行う必要がある。社員全員がとても高い基準のクオリティの仕事を猛烈な早さで行っていくためには、CEO自身が率先してその風土を作っていく必要がある。
・優れた起業家は、小規模の改善を猛烈な早さで行なう。猛烈な早さで目の前の仕事をこなしていく。
・スピードは重要。素早く決定。
・勢いを保ち続けること。Always keep growing。成長率を維持し続ける。
・優れたプロダクトを持っていれば、必ず成長する。一番最初の段階で優れたプロダクトをつくるのに集中することが、後々成長の勢いを加速させるひとつだけの要素。
・スタートアップでは、売上が全てを解決する。

■勢いを失ってしまった時の対処
・勢いを失ってしまった起業家は、間違った方法でそれを取り返そうとすることが多い。勢いを取り戻そうとするときは、まず小さくてもいいので達成できる何かを探し、なんとしても達成する。これだけで他の様々な問題が立ち消えていく。
・勢いがなくなると、社員が思い思いのことを言い始め、社内で小さなけんかが噴出する。これを防ぐためのルールは、何かすべきことで意見の衝突があった場合に、まずユーザーの意見を聞くということ。
・社員にも声をかけ続けよう。「今は正直上手くいっていない。今は勢いを取り戻すことに集中しよう。そうすれば、全てうまくいくようになる。」自分の置かれている状況を振り返り、こんな風に声をかけ続ければ、物事がいい方向に動き出すのがわかるだろう。

・勢いにとって重要なのが競合に注意を払わないということ。PRをガンガン打ってメディアに現れる競合は、会社にとって一番勢いを削ぐ原因になるかもしれない。ただ、私の経験でいくと競合に関わっている暇はない。
・CEOの仕事としては、競合がメディアで騒いでいるときに会社の雰囲気を落とさず、勢いを保ち続けること。

書き下ろしの全日本語訳:http://ycschool.jp/yc3/


■3回目:Counterintuitive Parts of Startups, and How to Have Ideas
スピーカー:Paul Graham
動画・書き下ろし:http://startupclass.samaltman.com/courses/lec03/
MUST READ:http://www.paulgraham.com/startupideas.html

■スタートアップでは直感が通じない
・スタートアップで直感に頼ると、ひどい目に遭う。
・スタートアップをする中で唯一直感が頼りになるのは、人を信じることに関して。
・起業家は一般的に人のことをあまり信用しようとしないが、、これは大きな間違い。
・友達になりたいなと思うような人を仕事相手に選ぶべき。

■ユーザーが望むものを、ひたすら作れ
・スタートアップで成功するのに本当に必要なのは、ユーザーに関する専門的な知識。
・スタートアップ「おままごと」な人は、終わっている。
・投資家を納得させるためには、ものすごい成長率以外にない。
・「グロースハック」という言葉はクソで、人々が本当に望むものを作ることだけが、スタートアップを成長させる唯一の方法。
・起業家たちは物事を複雑に捉えたがるが、大事なのはただ "ひたすら" やること。

・大企業の中で通用することは、スタートアップでは全然通用しない。例えば、頑張っている姿勢とか。
・模倣ばかりのやり方は通用しない。上司を欺こうにも欺く上司はいない。いるのはユーザーだけ。問題になるのは、どれだけユーザーが望むものを作れるかどうかだけ。

・スタートアップをはじめることは、想像できないほど長い時間をかけるということ。成功すれば、少なくとも数年、もしくは残りの人生を懸けるほどの時間が必要になる。

■スタートアップのアイデアの作り方
・スタートアップのアイデアを考えようとするのはやめよう。
・スタートアップのアイデアになることを、何気ないところから探してみる。日常に溶け込んでいて、とてもアイデアになると思えないようなものを探してみる。
・まず目の前に広がるたくさんの問題について少し目を向けてみること。2つめは、その中で興味をもったものについて働きかけてみること。3つ目は、好きな人や尊敬する人たちを仲間にいれてみること。
・もともと興味があったことを、もっと掘り下げていくことがスタートアップのために準備する一番の方法。
・おすすめは、テクノロジーの最先端に触れてみること。
・起業家精神の根本は個人の専門性に大きく関係していると考えている。ラリー・ペイジが成功したのは、彼がサーチエンジンの専門家だったから。サーチエンジンへの興味が原動力となり、目の前に広がる問題に向きあい続けることができた。下心ではとても続けられない。

■その他
・起業家精神を養うために、ビジネススクールに行く意味はない。
・スタートアップをはじめて間もない頃に問題になるのは、優れたプロダクトを作れるかどうかということだけ。
・何かを学びたいなら実際に始めてみるのが一番よい方法。

・理想を言えば、2、3人を雇う時点ですでに成功しているべき。実際2、3人を雇うまでかなりの時間を要しているから。
・最初の2、3人はほぼ創業者といっしょの存在であるため、彼らはマネジメントが必要な人材であってはいけない。オフィスで会うだけの、マネジメントが必要な社員という扱いではなく、友達であるべき。
・駆け出しの頃に必要なのは創業者のような人。自分で自分をマネジメントできる人。

書き下ろしの全日本語訳:http://ycschool.jp/yc4/


■MUST READ:Do things that do not scale
Blog pots:Do things that do not scale

スケールしないことをしろ。

■ユーザー獲得
・ユーザーが来るのを悠長に待つな。ユーザーを獲得しに、外に行け。
 You can't wait for users to come to you. You have to go out and get them.
・最低でも一人の創業者(大抵はCEO)は営業やマーケティングに多くの時間を費やせ。
・企業の成長を週ごとの成長率で評価していくべし。
・複利的な成長の力を過小評価するな。100ユーザーから毎週10%成長させれば、1年後に14,000人、2年後には200万人。
・初期のAirbnbは、NYでの戸別訪問をした。新しいユーザーを獲得し、同時に既存のユーザーのリスティングが向上する手助けをした。

■Fragile(不安定さ)
・最初はどんなスタートアップでも不安定なもの。
・投資者があなたのスタートアップを相手にしなくても気にする必要はない。あなたの企業の成長を目にすれば、彼らも心変わりする。
・一番恐ろしいのは、あなた自身が自身のスタートアップの可能性に気にかけなくなってしまうこと。

■ユーザーが感じる喜び
・ユーザーを喜ばせることは非常に大事なこと。Wufooでは、続けられる限り(驚くほど長い期間)新規ユーザーに手書きのお礼状を送っていた。
・初期のユーザーを満足させるとことに力を費やしたスタートアップが、行き詰ってしまったというケースに今まで出会ったことがない。
・大企業のCEOはお礼状を送らないが、あなたは送れる。小企業の強み。

■ユーザーが得る経験
・ユーザーへは極端に注意を払うべき。insanely greatなほどに。
・メチャクチャ凄くあるべきは、製品ではなく、ユーザーが受ける経験。
・初期ユーザーと直接関わることによって得られるフィードバックは、今後得られるフィードバックの中で最良のものになる。

書き下ろしの全日本語訳:http://postd.cc/do-things-that-dont-scale/

■Fire


■Meraki


■Consult


■Manual


■Big


■Vector



■4回目:Building Product, Talking to Users, and Growing
スピーカー:Adora Cheung, Founder, Homejoy
動画・書き下ろし:http://startupclass.samaltman.com/courses/lec04/
スライド:



■5回目:Business Strategy and Monopoly Theory
スピーカー:Peter Thiel
動画・書き下ろし:http://startupclass.samaltman.com/courses/lec05/
スライド:



■6回目:Growth
スピーカー:Alex Schultz, VP Growth, Facebook
動画・書き下ろし:
スライド:




■7回目:How to Build Products Users Love, Part I
スピーカー:Kevin Hale, Founder, Wufoo
動画・書き下ろし:
スライド:





■8回目:Doing Things That Don't Scale、PR、How to Get Started
スピーカー:Walker Williams   Justin Kan   Stanley Tang
動画・書き下ろし:http://startupclass.samaltman.com/courses/lec08/
スライド:

Stanley Tang  Thanks for having me! I'm Stanley, the founder of DoorDash
Next is Walker Williams, founder of Teespring
Now we have Justin Kan. Justin was the founder of Kiko

■Walker Williams, founder of Teespring

・スケールしないことができるのはスタートアップだけがもつ特権。

■1:最初のユーザーをみつけること
・最初のユーザーを見つけるための、特効薬はない。
・素晴らしい成長曲線のように見える企業でも、一人目のユーザー獲得はみな苦労する。
・サービスローン時は最悪な状況だった。サービスを見た人から「もう諦めるんだ。ひどいアイデアだ。」と言われたが、時が経つにつれユーザーの数が少しずつ増えていった。

・一人目のユーザーが一番苦労させられる顧客だ。だが、創業者の責任として、どんな手を使ってでも一人目のユーザーを捕えるべし。
・1日100通メールを送ることからはじめ、できるだけ多くの人とコンタクトを取ろう。
・一人目のユーザー獲得のためは、投資利益率なんて度外視して時間をかけるべし。
・ただし、プロダクトをタダにはしない方が良い。ユーザーがプロダクトに対して見出す価値を磨きつつける必要があるから。また、タダで手に入れたプロダクトと自腹を切って手に入れたプロダクトではまるで扱い方が変わる。

■2:獲得したユーザーを最高の顧客に育てること
・優良な顧客になるまで育て上げれば、周囲に宣伝する広告塔になってくれる。成長戦略が優れた会社には、必ずこういう優良な顧客が大勢いる。
・常識を越えていて記憶に残る体験をさせることができれば、獲得したユーザーを優良な顧客に変えることができる。
・ユーザーを優良な顧客に変えたいなら、直接話しかけてみるのが一番の方法。
・(従業員が180人になった)今でも毎日カスタマーサービスを10件から20件ほどこなし、毎晩遅くまでツイートも全て確認している。
・ユーザーの生の声を聞くことで、プロダクトに関しての正しい感覚を身につけることができる。初期の頃はユーザーの声を聞くことに時間をかけるべき。

■3:プロダクト/マーケットフィットをみつけること





スピーカー:Sam Altman
動画・書き下ろし:http://startupclass.samaltman.com/courses/lec02/
スライド:https://www.dropbox.com/s/f1xgbo6c976di06/Lecture2.pdf?dl=0





■9回目:How to Raise Money
スピーカー:Marc Andreessen、Ron Conway、Parker Conrad
動画・書き下ろし:
スライド:






■10回目:Company Culture and Building a Team, Part I
スピーカー:Alfred Lin, Former COO, Zappos 、Brian Chesky, Founder, Airbnb
動画・書き下ろし:
スライド:





■11回目:Company Culture and Building a Team, Part II
スピーカー:Patrick and John Collison, Founders, Stripe
   Ben Silbermann, Founder & CEO, Pinterest
動画・書き下ろし:
スライド:






■12回目:Sales and Marketing
スピーカー:Aaron Levie, Founder, Box
動画・書き下ろし:
スライド:






■13回目:
スピーカー:Reid Hoffman
動画・書き下ろし:
スライド:






■14回目:How to Operate
スピーカー:Keith Rabois, Partner, Khosla Ventures
動画・書き下ろし:
スライド:






■15回目:How to Manage
スピーカー:Ben Horowitz
動画・書き下ろし:
スライド:






■16回目:
スピーカー:Marissa Mayer
動画・書き下ろし:
スライド:





■17回目:How to Build Products Users Love, Part II
スピーカー:Hosain Rahman, Founder, Jawbone
動画・書き下ろし:
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■18回目:Mechanics--Legal, Finance, HR, etc.
スピーカー:Kirsty Nathoo and Carolynn Levy, Partners, Y Combinator
動画・書き下ろし:
スライド:






■19回目:
スピーカー:
動画・書き下ろし:
スライド:






■20回目:Closing Thoughts and Later-Stage Advice
スピーカー:Sam Altman
動画・書き下ろし:
スライド:






How to Start a Startupページ:http://startupclass.samaltman.com/
TC記事:Y Combinator Will Teach A Class On Startups At Stanford This Fall



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